【猿橋賞】女性科学者に明るい未来をの会

出版物の紹介

猿橋勝子 著 「女性として科学者として」 1983年 新日本出版社

猿橋勝子 著 「学ぶこと生きること―女性として考える」 1983年 福武書店

猿橋勝子 著 「猿橋勝子―女性として科学者として」 1999年
日本図書センター 人間の記録・・97
https://www.nihontosho.co.jp/book/b560662.html

猿橋勝子 著 「学ぶこと生きること―女性として考える」 2023年 中公文庫   https://www.chuko.co.jp/bunko/2023/07/207391.html

中央気象台研究部で研鑽を積み、自ら開発した分析機器や試薬とともに単身渡米し、放射能分析の世界的権威T.フォルサム博士が率いるチームと海水中の放射性物質の回収率を競い、水爆実験による海洋汚染を米国に認めさせる分析実験を行った猿橋勝子先生。被爆国の科学者として世界婦人集会で講演し、東西冷戦下で核兵器の開 発が激化する時代に核廃絶と国際平和の重要性を強くアピールするなど、科学者とし世界平和のために奮闘した自伝。


米沢富美子 著 「猿橋勝子という生き方」 2009年

岩波書店 岩波科学ラブラリー 157
https://www.iwanami.co.jp/book/b265909.html

女性が理系の道を選ぶことも困難な時代に地球化学の分野で世界的な業績をあげ、さらに後進を育てようと女性科学者を顕彰する「猿橋賞」を設けた猿橋勝子先生。
第4回猿橋賞受賞者であり自らも猿橋の精神を受け継いで後進育成に尽力する著者が、その直向な生き方を伝えることで若い女性に勇気を与えたいと次世代へのエールを込めて綴る渾身の評伝。


猿橋勝子 監修
「親愛なるマリー・キュリー―女性科学者10人の研究する人生」2002年

版元ドットコム(東京図書)
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784489006340

猿橋勝子先生が「未来へ生きる女性たちへ―甘えていては道は開けない」とエールを送るとともに、様々な研究領域で大きな業績をあげ活躍している猿橋賞受賞女性 科学者9人が、研究生活を振り返り、後に続く人たちに温かい助言を贈る。


清水洋美 文、野見山杏子 絵
 「猿橋勝子―女性科学者の先駆者」 2020年

汐文社 はじめて読む科学者の伝記シリーズ 4
https://www.choubunsha.com/book/9784811327372.php

科学者にスポットライトをあてた児童書伝記シリーズ。ビキニ環礁の水爆実験で降った「死の灰」をはじめ、大気と海の放射能汚染などを研究し、優れた女性科学者に贈られる「猿橋賞」の創始者である猿橋勝子先生の研究と生涯。


青山由紀 監修 伝記 日本の女性たち 2023年

1 医療・科学の道を開いた 荻野吟子・向井千秋ほか 汐文社
https://www.choubunsha.com/book/9784811329796.php

「女に学問はいらない」「女は家の外で仕事をもつものではない」女性の人権が十分に認めていられなかった、そんな時代に生きて、自分の夢や信念を実現して行った女性15人を紹介する小学生向けの伝記。第1巻に猿橋勝子先生、猿橋賞受賞者米沢富美子先生が紹介されています。


伊与原新 著『翠雨の人』 2025年

新潮社
https://www.shinchosha.co.jp/book/336215/

「雨は、なぜ降るのだろう」。少女時代に雨の原理に素朴な疑問を抱いて、戦前、女性が理系の教育を受ける機会に恵まれない時代から、科学の道を志した猿橋勝子。戦後、アメリカのビキニ水爆実験で降った「死の灰」による放射能汚染の測定にたずさわり、後年、核実験の抑止に影響を与える研究成果をあげた。その生涯にわたる科学への情熱をよみがえらせる長篇小説。

国広陽子 監修 「猿橋勝子 女性科学者のパイオニア」 2018年

丸善出版 日本を変えた女性たち 5
https://www.maruzen-publishing.co.jp/book/b10120043.html
https://www.youtube.com/watch?v=ZbjISq1rGI0

女子の進学率が低い時代、学問の夢を一度は断念して就職した後、帝国女子理学専門学校に進学。軍国主義が支配的ななかで、基礎研究の道に進む。1954年太平洋ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験がもたらした放射性降下物質“死の灰”の分析で世界的に評価された。退職後“女性科学者に明るい未来をの会”を設立し、毎年1名を表彰する猿橋賞を通じて女性科学者を支援。日本の女性科学者に活躍の道を切り開いた。

10周年記念:湯浅 明・猿橋勝子ほか著「女性科学者に明るい未来を」1990年

ドメス出版
受賞者の言葉、婦人科学者の地位向上のために、「日本婦人科学者の会」創立、寄稿「期待・展望・希望」


15周年記念:湯浅 明・猿橋勝子編 「女性科学者21世紀へのメッセージ」1996年

ドメス出版
15周年によせての寄稿、記念シンポジウム「21世紀へのメッセージ」、受賞者の言葉


20周年記念:Editors:Y. Kozaki, S. Kawashima,  
 T. Tominaga,T. Hisatome, K. Saruhashi  2001年
 「My life ―Twenty Japanese Women Scientists」

内田老鶴圃
http://www.rokakuho.co.jp/data/books/6181.html

第1回から第20回までの受賞者が,自らのライフヒストリーを平易な英文で綴ったエッセイ集


30周年記念:女性科学者に明るい未来をの会編 2010年
「女性科学者に一条の光を―猿橋賞30年の軌跡」

ドメス出版
http://www.domesu.co.jp/rist/0738.html

写真で綴る猿橋賞30年のあゆみ、「女性科学者に明るい未来をの会」創立の経緯と事業、30周年によせての寄稿、受賞者の言葉、パネルディスカッション「猿橋勝子先生に学ぶ」


40周年記念:女性科学者に明るい未来をの会編 2021年                              
 「私の科学者ライフ
      ―猿橋賞受賞者からのメッセージ」

日本評論社
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/8521.hyml

第21回から第40回までの受賞者が、高校生・大学生や若手研究者に向けて、研究者人生を綴ったエッセイ集